筑波大生の自由研究

ある筑波大生が一生懸命に考えるブログ

カウンターワラントについて説明したよ

 「カウンターワラント」、ディベートにおける禁じ手である。なぜカウンターワラントは禁じられているのか。それは議論がクラッシュしないからである。

 

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 カウンターワラントを使うと、議論が衝突しない。一般にディベートは教育活動の一環として行われる。クラッシュが起こりにくいカウンターワラントは、教育には向かないという意見も強い。しかし、カウンターワラントは実社会においてはとてつもなく強い反論技術として機能する。そんなカウンターワラントについて、詳しく考えていきたい。

 

アカデミックディベート

トゥールミンロジックとはなにか。

 カウンターワラントを理解するためには、まずトゥールミンロジックを理解してもらう必要がある。

 

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 トゥールミンロジックは、「事実」、「論拠」、「主張」で構成される。dateの訳が事実、warrantが論拠、claimが主張である。

 

 事実とは、客観的に「真」であると考えることができる事柄である。例えば、「カラスは黒い」ということを事実として使うことができる。これは理解に難くない。

 

 次に論拠である。論拠とは、主張を支持する事柄である。論拠は具体的には、ケースサイド、プランサイドの二つに分けることが可能だ。

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ケースサイドとは、必要性のことだと考えてもいいだろう。必要性とは、問題が重要であることを示すことだ。例えば、「消費税を上げるべき」という主張に対して、「今後、社会保障費が増大していく。」というデータを示すとしよう。「社会保障費が増大する。」というデータの何が問題なのか、さらにどの程度の重要性significancyがあるのかということを示すのがケースサイドである。プランサイドとは、有効性と考えてもいいだろう。消費税を導入することで、どの程度社会保障費が増大することに関してのharm(問題性)を解決しうるのかを示すことである。

 

 最後に主張だ。主張とはこうするべきだという考えを示すことである。debateではほとんどの場合「should」でしめされる。消費税を増税すべきという風にだ。

 

カウンターワラントとは?

 まずはカウンターワラントの定義についてだ。全額関東雄弁連盟より引用する。

8カウンターワラント

否定側が論題を充当する弊害の大きいプランを示すことによって論題を否定する、いわゆるカウンターワラントは認められない。

 

全関東学生雄弁連盟ディベートルールより

 

 

 これを読んでもちっともわからない人が多いだろう。より砕いて説明する。ディベートにおいては、肯定側がプランを提示することによって論題が定まる。それによって、論題の定義をある程度制限的に決定されるのだ。

 

 この論題そのものを否定するのがカウンターワラントと考えて良い。否定側が肯定側とはことなるプランを提案し、そのプランに内因的な問題があるのであれば、論題そのもの、クレイムの問題である。つまり、肯定側のプランサイドが問題を含んでいなくてもクレイムに問題が含まれていれば使える技である。

 

 しかし、主張そのものが完璧である、無矛盾であることはありえない。さらに、日本のような国の政策においては、言うまでもなく矛盾した政策が多い。この矛盾について攻撃することがカウンターワラントである。

 

 例えば、「一の矢宿舎にから引っ越すべきだ。」という主張がある。その主張について、肯定側が一の矢宿舎の生活環境が悪すぎるというケースサイドを提示し、アパートにすむことでそれらを解決できるというプランサイドを提示したとする。これに対して、否定側は「アパートに住むと、一の矢宿舎で経験できたであろうすべての楽しみを失う!!」というカウンターワラントを打ち出す。これがカウンターワラントである。

 

 

 ごにょにょ。めっちゃわかんないけど笑笑たぶんこんなかんじ。